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株式会社オオクシ
鈴木 美樹

株式会社オオクシ本社管理部・部長
全従業員が安心して働ける環境つくりのため、総務、経理、
広告デザインから広報にいたるまであらゆる仕事を行っている。

特定非営利活動法人 ルーム・トゥ・リード・ジャパン
松丸 佳穂

特定非営利活動法人ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局長
途上国に教育支援をするルーム・トゥ・リードの活動に深く共感。
日本で寄付文化を創造すべく日々奔走中。

「ルーム・トゥ・リード」とは
ルーム・トゥ・リード は、マイクロソフトの幹部社員だったジョン・ウッドにより2000年に創設された、開発途上国の子どもの人生を、読み書きの習得と男女平等の教育機会から変えていくことを目指した国際的なNGOです。
“子どもの教育が世界を変える”という信念のもと、すべての子どもが初等教育の間に読み書きと読書習慣を身につけること、女子学生が中等教育を修了することを、現地コミュニティ、パートナー組織、政府機関と協働でサポートしています。 教育は子どもたちにとって生涯の贈り物になると、私たちは信じています。

松丸:本当にそうですよね。大串社長もよく仰っていますが、私たちも組織としてチームとしてというのはとても大事にしていて、やっぱり個人でできることは限られています。あとはルーム・トゥ・リード・ジャパンの職員だけではなく、オオクシさんも含めた寄付者であったり、いろんな方々のサポートを得て、本当にみんながチームとなってこの課題に立ち向かうことが重要です。ただし、チームとしてこの課題に立ち向かうためには、想いだけではなくて結果を出していくためにデータというのも非常に重要です。
結果が出ていないと、何のためにやっているのかわからなくなるので、結果を出していくという意味では、このデータはひとつの大事な指標としています。
そういったところは、オオクシさんと似ているような気がします。

鈴木:似たような部分がたくさんありますよね。

松丸:そうですよね。いつもオオクシさんのお話を伺うとルーム・トゥ・リード・ジャパンとすごく共通しているところがあるなというのを、勝手ながら感じています。

鈴木:企業としての在り方にしても、例えばルーム・トゥ・リード・ジャパンさんのような在り方というのもきっと上手くいくというか、目的をきちんと持っているときっと同じやり方なのかなと思いますよね。

松丸:そうですね。本当におっしゃる通りで、スタッフの判断というのがすごくシンプルなんです。いろいろありますが、1番のお客様は何だっけと考えたときに、もちろん寄付者の方々もそうですが、やっぱり1番は子供達です。
子供達が私たちのカスタマークライアントなんです。だからこそ、子供達にとって1番良いことは何かなということが判断の基準になっているので、非常にシンプルです。

鈴木:みんながその目標に向かって協力していくというのが、1番大事なことですよね。。

松丸:すごく大事なことですね。あとはルーム・トゥ・リード・ジャパンが資金を1円でも多くプログラムに使うということをすごく意識しているので、運営費も徹底的に効率化しています。ただ、効率的なこともいきすぎてしまうと、今度は職員のモチベーションの低減やストレスに繋がってしまいますので、そのバランスというのもとても大事になってきます。
なので、働く側も健康でいなければいけないということも重視しながら、寄付者にも納得していただけるように、バランスをもって資金を使わせていただいています。

鈴木:弊社はお客様が1番となるのですが、スタッフに無理をいってしまうとストレスがかかる、かといって会社は利益を取らなきゃいけない、スタッフ・会社・お客様この3つがバランスよく整っていないと企業として発展できないと思っています。
そこはやはりルーム・トゥ・リード・ジャパンさんも同じで、支援している生徒さんたち・寄付してくれる会社・スタッフのみなさんというバランスは一緒なのですね。

松丸:そうですよね。どこかだけが歪みあってしまうとバランスが悪くなってしまいます。
私がルーム・トゥ・リード・ジャパンに入ったときは、資金調達もありグンと成長した時でもあるのですが、資金調達をするスタッフが多く辞めた時期でもありました。まだそのとき仕組みも整っていなかったので、いきなり寄付者が増えたことで仕事がものすごく忙しくなって、ワークライフバランスが崩れてしまったのでしょうね。
あとは効率性がより求められた時期にも職員にしわ寄せがいってしまったことがあります。

鈴木:6年というと長いようで短いような期間の中でも、充実したこと、大変なことと、様々なことがあったんですね。

松丸:そうですね。立ち上げたときの面白さもありますがそれだけではだめで、成長に応じて仕組みを整えることも大事なんだなと思いますね。

鈴木:会社としても、これからも支援をしていきたいと強く思っています。


松丸:ありがとうございます。早いうちにスケジュールをご連絡させていただきますので、子供達を見ていただきたいです。

鈴木:スタッフが本当に喜ぶと思います。

松丸:私たちも大勢の人の前で話すとすごく緊張するのですが…。

鈴木:緊張されるのですか?

松丸:します!子供達が日本に来たときに英語でプレゼンテーションしてくれるのですが、感心しますね。
もちろん彼女たちも緊張はしていますが、教育ってこんな風に自信もつけさせるのだなと。
彼女たちもわかっているんですよね、教育を受けなかったら日本にも来れなかったということが。

鈴木:自分の力もあるけれど、周りのサポートのおかげということもわかっているのでしょうね。

松丸:そうですね。それを還元したいという気持ちをみんな持っているんですよね。
子供によっては、兄弟の中でも自分だけ教育の機会に恵まれたっていうのもわかっているので、これは自分だけのものじゃなくて返していかなきゃいけないという意識がすごく強くあるんですよね。
私なんかは学校へ行けるのが当たり前だと思っていたので、そういう姿を見るとすごく学ぶ部分がありますよね。当たり前じゃないんだなという。

鈴木:そうですよね。日本に生まれて何不自由なくというのも変ですが、自分が言っている不満が恥ずかしい不満だなということに気付かされますね。

松丸:気付かされますよね。カンボジア人のディレクターが日本にきたときに大学生の子達が質問をしたんですね。1人の大学生が、「自分は教育が当たり前だと思っているが、実は悩みが多い」というような話をしたのですが、それを聞いたカンボジアのディレクターが「恵まれていようが恵まれてなかろうがそういう悩みは当然あるものだから、人の悩みは比べられるものではなくて、その悩みは悩みで、君はすごく大変なんだと思うよ。ただひとつ心に留めておいて欲しいのは、日本に生まれたということはスタート地点で宝くじに当たったぐらいラッキーで、それは本当に自分が持っている運でもあり、自分はラッキーなんだと噛み締めて自分を大事にしてね。」というような話をしたんです。そしたら大学生の子も泣いてしまって。

鈴木:その言葉素敵ですね。

松丸:「自分は生まれてきてラッキーなんだということを忘れないでいたら、大変なことも多いかもしれないけど、生まれただけでラッキーなんだ。
今まで戦争がなかった国というのもすごく少なくて…」というような話もしてくれて、彼の口から聞くとすごく説得力がありましたね。


鈴木:そうですよね。いいお話ですね。是非社内報で紹介したいです。

松丸:当たり前にあるとありがたさがなくなってしまうので、気付いたときにそうなのかなと思えたらいいと思います。

鈴木:気づくというか、教えてもらえる機会っていうのを私達も与えられて、今聞いたことが、自分がこれから先何かで悩んだときにまずその言葉が思い出せると、「なんだ、大したことないじゃん」と思えるきっかけになりますよね。
今日は貴重なお話をいろいろとありがとうございました。

オオクシの取り組み

当社では、途上国(ネパール、カンボジア、インド、スリランカ、ラオス、ベトナム、南アフリカ、ザンビア)の子供の学習環境を整えるために、
図書館を開設するお手伝い、女子教育プログラムなど教育支援をしています。
「ルーム・トゥ・リード」を通じて、当社全体の年間総来店客数×1円と当社スタッフの寄付をあわせて年間4,000ドルを寄付させていただいております。